8月31日、サンディアガ・ウノ観光創造経済相は声明で、公共活動制限(PPKM)の規制緩和後の楽観論を警告した。サンディアガ氏は規制緩和後に観光客が急増することを懸念し、「新規感染者数の減少傾向は良好な進展を示しており、神に感謝する。しかし、規制緩和による高揚感は続くものではなく、緊張感を持ち続ける必要がある」と述べた。
またデルタ株などで感染爆発が起きた米国やインドを例に挙げ、新しい変異株によって引き起こられる新規感染者の急増に対しても今後も警戒を怠らないよう国民へ呼び掛けた。
政府は同月30日に開かれたジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と閣僚らの会議で、インドネシア国内の多くの地域で改善が見られ、新型コロナウィルス感染率は8%に低下したと明らかにした。今後は感染率5%まで下げることを目標としている。