中国のIT大手の騰訊控股(テンセント)はこのほど、インドネシアの映画制作会社MDピクチャーズの株式14.62%を取得したと明らかにした。
MDピクチャーズの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるマノジ・パンジャビ氏によると、テンセントが取得した株式は計22億3000万株相当に上る。
パンジャビ氏の持ち株をテンセントに売却した形で、同氏の出資比率は今回の取引で8.86%となった。テンセント出資前のMDピクチャーズへの出資比率はMDグローバル・メディアが37.72%、パンジャビ氏が23.48%、MDグラハ・ウタマが12.78%、グローバル・インベストメントが12.38%などとなっていた。
パンジャビ氏は「テンセントが加わることで、MDピクチャーズの海外展開は容易になる。MDピクチャーズが世界、そしてハリウッドに出ていく第一歩となるだろう」と語った。