台湾の電子製品受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業(フォックスコン)はこのほど、インドネシアで電気自動車(EV)のサプライチェーン構築に資金を投じる方向で検討していると明らかにした。
インドネシア投資省は10月24日に出した声明で、バフリル・ラハダリア投資相が22日に台湾でフォックスコンの劉揚偉董事長と会談したと発表した。両者は今年8月にも製造部門への投資に関して話し合うためオンライン会合を持った経緯があり、今回の会談はこのオンライン会合のフォローアップ会合の位置づけだという。
劉董事長は「フォックスコンはインドネシアでの電気自動車、電気スクーター、電気自動車向け電源などの事業に関心を持っている」と説明した。さらに、同国での電気自動車事業について「現地中小企業とのパートナーシップ構築を視野に入れている」と説明したという。