国営メルパチ・ヌサンタラ航空(メルパチ航空)が債務の返済猶予を求めていた訴訟で、スラバヤ商業裁判所は14日、メルパチ航空の申請を認める決定を下し、同社は倒産を免れた。同社は乗客の減少や資金難などから、2014年2月より全便の運行を停止していた。
債務の返済猶予を求める申請書には、再生計画として投資家による支援が盛り込まれている。インドネシアの国有資産管理当局は今回の決定を受け「投資家が株式の過半数を保持する場合は民営化となる。メルパチ航空の経営陣は今後、民営化するためのプロセスを踏まなければならないだろう」と語った。
メルパチ航空は2014年1月、航空会社を評価するサイト「エアラインランキング」で、安全性においてライオンエアと同じ2つ星の低い評価を受け、448会社中ワースト10にランキングされた過去を持つ。安全性への懸念払拭も、運航再開の大きな鍵になりそうだ。
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