アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本拠を置くAl Khaleej Sugar(AKS)はこのほど、インドネシアに製糖工場を建設する計画だと明らかにした。投資額は20億米ドル(約26兆6600億ルピア)になる見通し。
AKSとインドネシア政府は2日、ドバイで会合を持ち製糖事業計画を話し合った。計画では、新工場では砂糖に加え、エタノールや代替燃料も生産する。AKSの製糖工場が稼働すれば、年間で75万トン分の砂糖輸入が抑制できるとみられており、政府は砂糖の輸入が削減できると期待する。
インドネシアは過去10年にわたり、国別の砂糖輸入量でトップ5に入るなど、多くの砂糖を輸入に頼っている。2020年の国内での砂糖生産量は213万トンにとどまり、消費量の690万トンを大きく下回った。
AKSは1992年に設立し、生産能力は白砂糖、日量6000トン。