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キッザニアにBRI銀行設立 銀行アプリ開発者が最新職業として登場

子供向けの職業体験型テーマパークのキッザニア(KidZania)が、国営BRI銀行(バンク・ラクヤット・インドネシア)とコラボレーションし「キッザニアBRI銀行」を設立し話題を呼んでいる。

キッザニアジャカルタは南ジャカルタの商業施設「パシフィック・プレイス」内にあり、キッザニア東京に次ぎ世界で4番目にオープンした施設である。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための活動制限(PPKM)を受けて一時は閉鎖していたが、規制緩和後すぐに、感染防止策を徹底しながら営業を開始した。再開後はすぐに拡大を図るべく、12歳以上のティーンエイジャーを取り込む新たな戦略を打ち出した。

そのひとつが11月13日に開始したばかりのキッザニアBRI銀行である。この銀行は、大きさこそ子供向けに設計されているものの、一般的な銀行とほぼ同じような機器一式が設置されている。訪れた子供たちは、デジタルバンキング開発者やカスタマーサービススタッフの職業体験ができる。

デジタルバンキング開発者という職業は、銀行アプリケーションなどのデジタル分野の発展を担う、銀行業界で必要とされている最新の専門職である。訪れた子供たちは、銀行アプリケーションがデジタルバンキング開発者によってどのように開発されているかを知ることができる。

銀行の職業体験は7歳から、顧客体験は4歳から参加できる。職業体験後には給与としてキッザニア内のお金「キッゾ(KidZos)」を受け取るのだが、カスタマーサービススタッフの給与は10キッゾ、デジタルバンキング開発者の給与は20キッゾとなっている。

BRI銀行のマーケティングコミュニケーション部長は「幼い頃から貯金の習慣を教育するのにキッザニアは最適な企業だ」とコメントした。BRI銀行はまた、2020年にオープンしたばかりのインドネシア2号店、キッザニアスラバヤとのコラボレーションを予定している。