全国34州の自治体が相次いで発表していた2022年州最低賃金(UMP)が11月24日、すべて出揃った。うち31州が最低賃金を引き上げ、平均で1.09%増となった。
これに対し労働組合総連合(KPSI)は、引き上げ幅が低すぎるとして同月28~30日にジャカルタ特別州の大統領宮殿(イスタナ)や労働省、国会前で数万人規模の抗議デモを実施する計画を表明している。KSPIのサイド・イクバル代表は、「適正生活水準に合わせ、少なくとも10%の上げ幅が必要」と主張し、12月6~8日にも150の県/市の工場で大規模なゼネラル・ストライキを行う計画も明らかにした。
最も高い州最低賃金はジャカルタ特別州の445万3935ルピア(前年比1.01%増)で、最も低い州最低賃金は中部ジャワ州の181万3011ルピア(前年比1.01%増)となっている。