国営電力会社PLNはこのほど、2021年10月の電力消費量は22テラワット時となり、2017年以来、単月で最も高い値になったと明らかにした。新型コロナウイルスの流行を受け停滞していた経済活動が再開したことで、電力需要が伸びたとみられている。
PLNによると、2021年1~10月の電力消費量は計210テラワット時となり、前年同期から4.7%増加した。PLNは同社の「長期電力調達計画」の中で、2021年通年の電力消費量について、計253テラワット時になるとの見通しを示している。
PLNは今回「新型コロナウイルスの流行は一定程度抑えられているため、年末までに国内の電力消費量は計253テラワット時になるだろう」と説明した。