東ジャカルタ地方裁判所は8日、イスラム過激組織ジェマ・イスラミア(JI)の爆弾製造専門家タウフィック・ブラガ被告(43)に、検察の求刑通り終身刑の判決を言い渡した。タウィック被告は今後、東ジャカルタ区チケアスにある警察機動部隊本部の拘置所に収監される。
タウフィック被告は、2002年に数百人が死亡したバリの爆発テロ事件や、2009年のマリオットホテル、リッツカールトンホテル爆弾テロ事件、その他ソロの爆破テロ事件やチレボンで宣教師が殺害された事件などにも関わったとして、テロリスト指名手配犯として国家警察対テロ特殊部隊(デンスス88)にその行方を追われていた。
デンスス88は2020年11月下旬に、ランプン州で急襲作戦を実行し、他の指名手配中のJI構成員らと共にタウィック被告を逮捕した。