ジャカルタ特別州の地方議会経済分野委員会は11日、首都圏専用の公共バス「トランスジャカルタ」で交通事故が相次いでいることを受け、運営会社のトランスポルタシ・ジャカルタ(TJ)の関係者を召喚した。
アブドゥル・アジズ委員長は「自家用車の利用者削減を目指す州の長期的プログラムにおいて、昨今の事故件数の多さは、自家用車の利用者が公共交通機関へ移動手段を変更しようと思えなくなる」と懸念を示した。TJのヤナ社長は議会で謝罪し、事故の詳細は警察が調査中であると説明した。
トランスジャカルタは同月2日、東ジャカルタで交番に突っ込み、翌日に中央ジャカルタのスナヤンで分離帯に激突した。また6日には南ジャカルタで歩行者と接触し、はねられた歩行者が死亡するなど事故が相次いでいる。