インドネシアのガムランが12月15日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。ガムランの歴史は長く、ボロブドゥール遺跡やプランバナン遺跡のレリーフにも描かれていることから、西暦404年頃には存在していたとみられている。
ユネスコがインドネシアの無形文化遺産を認定するのは、ワヤン(影絵芝居)、クリット(短剣)、バティック(ジャワ更紗)、バティック教育、アンクルン(竹製の打楽器)、サマンダンス(アチェ州伝統舞踊)、バリ舞踊(ワリ・ブバリ・バリバリアン舞踊の3ジャンル)、ノケン(パプア伝統手編みかばん)、ピニシ(ブギス人伝統木造帆船)、プンチャックシラット(伝統武術)、パントゥン(四行詩)に次いで12件目となる。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領はインスタングラムで「公式、非公式を問わずに祭典やパレード、舞台、文化交流を通じてガムランを継承していく」とコメントした。