スリ・ムルヤニ財務相が、2022年からたばこ物品税(CHT)を平均12%引き上げると発表した。これにより、1月1日から白たばこ(rokok putih)の小売価格を最も高いもので1箱4万ルピア(20本入り)、税制上優遇されるクレテックたばこ(葉たばこに香辛料などを混ぜたインドネシア特有のたばこ)は1箱3万8100ルピア(20本入り)へ値上げされることが分かった。
スリ財務相は「たばこ消費量の減少、たばこ工場の労働者に対する配慮、違法たばこの流通など様々な側面を考慮した。引き上げ率は昨年の12.5%よりも低い」とコメントしている。
小売価格を引き上げることで、2024年までの国家中期開発計画(RPJMN)において、10~18歳の喫煙者数を8.7%に減らすことや、22年度のたばこ生産数を対昨年比3%減の3104億本に減少し、たばこ製造に従事する労働者数を減らす狙いがあるという。