豊田通商株式会社は12月23日、西ジャワ州スバン県のパティンバン新国際港の自動車ターミナル運営事業に参画したと発表した。豊田通商グループ100%出資の新会社パティンバン・インターナショナル・カー・ターミナルが、17日より自動車ターミナルの運営を開始した。
同国際港は、自動車ターミナルとコンテナターミナルの2つで構成され、インドネシア政府主導で段階的に建設が進められてきた。17日に自動車ターミナルの本格商業運転開始に関わるセレモニーが開催され、ブディ運輸相や金杉憲治駐インドネシア特命全権大使らが出席した。自動車ターミナルの取扱能力は2024年までに年60万台まで拡張される計画。
パティンバン新国際港の円滑な運営により、タンジュンプリオク港への貨物が分散されることで、ジャカルタ首都圏における交通渋滞緩和や物流機能が改善され、インドネシアの輸出力向上や物流コストの低減が期待されている。