運輸省は12月22日付で、国営ガルーダ・インドネシア航空の子会社である格安航空会社(LCC)シティリンクと、航空機整備を手掛けるガルーダ・メンテナンス・ファシリティ・エアロアジア(GMFエアロアジア)に警告書を発出した。運輸省によると、過去3カ月間において、シティリンク所有の19機体(エアバスA320)に、溶解や詰まり、回転翼の損傷、過熱などの問題があったにもかかわらず、通常通り運航させていたことが監査で明らかとなった。
これらの問題は、特に着陸時のブレーキに支障をきたす可能性が高く非常に危険だという。
シティリンクは「航空機の耐空性基準に関して当局の規制を順守し、引き続きGMFエアロアジアに整備を委託する」と声明を出した。
航空評論家のアルフィン氏は、運輸省からの警告書発出だけでは不十分であり、根本的な問題の解明が必要だと警鐘を鳴らしている。