インドネシア国内で8日に報告された新型コロナウィルス感染の死者が83人となり、一日当たりの死者数が過去4カ月間で最多となった。また同日の新規感染者数も3万7492人で、同期間で最も多い人数となっている。
新型コロナ緊急対策本部(タスクフォース)のウィク・アディサスミト報道官は死者数増加の原因について、「オミクロン株の感染拡大速度が非常に早く、罹患しやすい弱い立場にある人たちのリスクが高まっている。
死亡者の大部分が規定のワクチン接種回数を終えていなかったことも判明した」と見解を述べた。またジャカルタ特別州、バンテン州、バリ州において第2波に比べ一日当たりの感染者数が増加しているものの、病床使用率は30%未満にとどまっていることから引き続き保健プロトコルに順守し、落ち着いて行動してほしいと呼びかけた。