政府が発表した「過積載や貨物が荷物からはみ出している(ODOL)トラック」の通行を禁止する法律の改定をめぐって、各地でトラックが集結し抗議デモが発生している。
東ジャワ州スラバヤで2月22日、フロンテージ.A.ヤニ通りで数千人のトラックが行列をなし、法律の施行やその罰則に反対の意を示した。中部ジャワ州でも同日、数百人のトラック運転手がデモに参加した。
これに対し運輸評論家のジョコ・スティジョワルノ氏は「トラック運転手は、過積載が危険であることは十分認識している。しかし、生産コストを含むすべての価格が高騰し、利益の減少を嫌うトラック所有会社が運転手に負担をかけている。物流の要である運転手の報酬が見合っておらず、過積載をせざるを得ない状況になっている」と指摘した。以前から配送中に違法な駐車料金を請求されるなどのトラブルも多く、運転手の数も減少傾向にある。