民間銀行最大手のバンク・セントラル・アジア(BCA)はこのほど、スキミング被害に遭い銀行に預けていた1億3500万ルピアを1日で失った顧客に対し、全額を補償すると決定した。
被害者は3月27日、自身の銀行口座に身に覚えのない引き出しや送金などの取引が多数存在し、預金が全てなくなっていることに気が付いた。取引はスラバヤで記録されていたが、被害者はバンドンに居住しATMカードは手元にあった。
BCA銀行はSNSを通じて被害者から苦情を受け、調査を行ったところ、これらの取引はATMカード情報を読み取り作られた偽造カードを利用したスキミング被害と判明した。また被害者に対しては、失った預金を全額返金すると約束した。
BCA銀行の担当者は取材に対し、スキミング犯罪の被害を受けないために、ATMのPINを定期的に変更するよう顧客に呼びかけた。