インドネシアでは、南パプア州、中部パプア州、中央山脈パプア州の新しい3つの州が誕生する予定である。追加されれば、全国の州の数は現在の34州から37州になる。
新しい3州に関する法案が6日、本会議において国会の法律制定機関によって可決された。
法案では、各州の範囲や所属する県が明記された。各県は現在のパプア州(州都ジャヤプラ)から新しい州に移ることになる。また、南パプア州の州都はメラウケ県、中部パプア州の州都はミミカ県のティミカ市、中部山脈パプア州の州都はジャヤウィジャヤ県のワメナ市と定められた。
国会第二委員会のジャムスリザル副議長は、この法案がパプアの人々の生活にいい影響を与えることができるよう望んでいると述べた。
また、闘争民主党のセリー議員は、法案には賛成するものの、法律の施行においてはパプアの特別自治に関する憲法や法律の範囲にとどめるべきとの慎重な意見を述べた。