インドネシアの一部地域では5月に入り、気温の高い暑い日々が続いている。
気象庁(BMKG)の報告によると、5月1~7日の最高気温は33~36℃の範囲にあり、特にバンテン州タンゲランや北カリマンタン州カリマラウでは36.1℃を観測した。5月の過去4~5年の最高気温は、2018年にサマリンダで観測された38.8℃であり、今年の気温はそれに迫る勢いである。気象庁は原因について、熱波の影響ではないと説明している。
また国家イノベーション研究庁(BRIN)は原因を3つ挙げ、太陽の位置の関係により日射量が最大に達していること、雨季から乾季へ移行する時期の雲量の少なさの影響、北半球の冬が終了したことで冷却効果が弱まったことについて説明した。また、都市部でのヒートアイランド現象も影響していると付け加えた。BRINはこの現象が6月中旬まで続くとみている。