国営銀行バンク・ネガラ・インドネシア(BNI)はこのほど、環境事業に限定した債券「グリーンボンド(環境債)」を発行し、5兆ルピア(約3億4295万米ドル)を調達する計画だと明らかにした。
BNIがインドネシア証券取引所(IDX)に提出した報告書によると、同行が新規に発行するグリーンボンドの償還期限は3種類あり、それぞれ3年、5年、7年となっている。ただしBNIはクーポンレートについては明かしていない。
BNIは調達した資金を再生可能エネルギー、廃棄物処理、環境配慮型の建築物、持続可能な土地利用、水の保全など環境配慮型の事業への融資に振り分ける見通しだ。
BNIは対象とするプロジェクトの適格性を評価するために同行の「グリーン・ボンド・フレームワーク」を採用するという。