インドネシアの複合企業シナールマス・グループと、シンガポールの電子商取引(EC)大手ラザダ・グループこのほど、EMTEKグループ、Antグループと連携し、インドネシアの電子財布DANA(ダナ)に出資したと明らかにした。具体的な金額は明かしていない。
ラザダ・グループのジェイムズ・ドン最高経営責任者(CEO)は「インドネシアと東南アジアにおけるデジタル分野の成長が続いていることから、金融サービスの拡大に加え、企業と消費者に対する幅広い決済オプションの提供は非常に重要だ」と強調した。さらに「ラザダがEC部門に注力するとはいえ、わが社は長期的に東南アジアに利益をもたらすテクノロジーや物中、決済インフラの構築における重要なプレイヤーだ」と述べた。
ダナは2018年に設置された新しい企業だが、これまでに利用者数は1億1500万人に上る。また1日当たりの決済取り扱い件数は1000万件に達している。