イスラム教における巡礼費用として貯蓄していた紙幣が、シロアリに食べられてしまう被害が発生した。ソロ市の男性(53)がボロボロの紙幣をソーシャルメディアに投稿し、注目を集めている。
この男性は学校の警備員として毎日働きながら、飲み物を作ったり手紙を配達するなどの別の収入も得つつ、2年半かけて真面目にお金を稼ぎ、プラスチックの貯金箱に貯金していた。貯金額は合計1億ルピアに達した。ところが、2つの貯金箱のうち4980万ルピアが入ったものは問題なかったものの、もうひとつの貯金箱に入れていた5000万ルピア相当の紙幣がシロアリ被害に遭いボロボロになってしまった。
ソーシャルメディアでの広がりを受けて、インドネシア銀行は、シロアリに食べられて損傷した場合であっても全体の3分の2以上が残りシリアルナンバーが確認できれば、仮に分断されてしまっていても交換が可能と説明した。