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大統領、悲劇のサッカー場視察

ジョコ・ウィドド大統領は5日、サッカー試合後の暴動により未成年33人を含む132人が命を落とした東ジャワ州マランのカンジュルハンスタジアムを視察した。

大統領は犠牲者の家族らと面会し「主な問題は、出口のドアに鍵がかかっていたこと、階段が急すぎたことだ」と述べた。また、全国のスタジアムの安全性の緊急見直しを命じた。

今回の暴動が多数の死者を出した要因については、スタジアムの収容員数を超えた観客が入場していたこと、暴徒化したファン、警察による催涙ガスの使用、出口に鍵がかかっていたことなど、さまざまな状況が合わさって引き起こされたとみられている。

犠牲者のほとんどが窒息死であったが、警察がスタンドに向け催涙ガスを発射した結果、何百人もの観客が出口に殺到し、踏みつけられたり窒息に陥ったという。

国際サッカー連盟(FIFA)の規則では催涙ガスの使用が禁止されており、国民の間では警察に対する怒りが沸き起こっている。