ジャカルタ特別州営の「トランスジャカルタ」は、交通事故防止や性被害対策の取り組みを強化している。
具体的には、事故を最小限に抑えるため運転手に実技研修を実施し、運転手全員が専門職認定国家機関(BNSP)から「特別作業能力基準認定書(SKK Khusus)」の認証を受けることを義務付ける見込み。また、性被害を防ぐため車内やバス停に係員1800人を配置した。被害を目撃、または被害に遭った場合、直接連絡がとれる「ホットライン112」の開設や、相談窓口をバス停に設置した他、今年から女性専用車両「ピンクバス」10台の運行も再開した。
同社の取り組みについて評論家のジョコ・スティジョワルド氏は、事故数は前年より低下しており、評価に値するとコメントしている。