ジョコ・ウィドド（通称ジョコウィ）大統領は12月22日、ベトナムからインドネシアを公式訪問中のグエン・スアン・フック国家主席とボゴール宮殿で会談を行った。会談では主に投資と排他的経済水域について協議された。
ジョコウィ大統領によると、インドネシアからベトナムへの投資事業は計101プロジェクト、総額6億米ドルに上るとされている。ジョコウィ大統領は、インドネシア投資家が直面している問題の解決と投資プロジェクトの保護を求めた。同時に、インドネシア・ベトナム両国間で2028年までに150億米ドル規模の二国間貿易目標を設定することに同意した。
また排他的経済水域については、インドネシアとベトナムは境界線をめぐって12年間にわたって集中的な議論を行ってきたが、ついに両国は1982年に採択された国連海洋法条約（UNCLOS）に基づく境界線で合意に至った。そのほか、水産資源の乱獲根絶などについても覚書を交わした。
