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性的暴行教師の死刑確定 最高裁が上告棄却

(c) Kompas

西ジャワ州バンドンのイスラム寄宿学校の女子生徒13人に性的暴行を加えたとして、強制性交等の罪に問われた元教師のヘリー・ウィラワン被告について、最高裁は4日付で被告の上告を棄却する決定をした。これにより死刑判決が確定した。最高裁は決定理由として、子どもの成長を心身ともに著しく害し、重大な影響を与えた罪は非常に重いと説明した。

バンドン地方裁判所による一審判決は終身刑だったが、これを不服とした検察が高等裁判所へ死刑を求め控訴。高等裁判所で死刑判決が決定し、ヘリー被告が最高裁判所へ上告していた。

宗教教師かつ、寄宿舎の校長であったヘリー被告は、2016年から5年もの間、寄宿舎やホテル、自宅アパートで女子生徒らにわいせつ行為を繰り返し行っていた。女子生徒の中には妊娠、出産をしたものや妊娠中の生徒もいた。