中国で新型コロナ感染者が増加する中、インドネシア政府は中国からのすべての入国者に対し、出国前検査などの制限を求めない方針を示した。その理由について保健省は、国民の98%がワクチンと自然感染により十分な免疫を獲得していると説明した。
先に、サンディアガ・ウノ観光創造経済相はオンライン記者会見で「2023年の中国からの観光客誘致目標は25万3000人であり、我々は当初の計画通りに同国からの観光客を歓迎する」と述べていた。合わせて、中国国際航空や中国東方航空、中国南方航空からジャカルタやバリへの直行便開設の要請を受けていることや、国営ガルーダ・インドネシア航空の準備が整うまではライオン航空やバティック航空が直行便の需要を満たすよう期待すると述べていた。
コロナ前、中国からの観光客は年間200万人だったことからも、中国が観光産業の回復に大きな役割を担っていると地元紙は報じている。