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大統領、スマトラ島のゾウのトンネルを訪問

(c) TheJakartaPost

ジョコ・ウィドド大統領はこのほど、スマトラ島のプカンバルー・ドゥマイ有料道路に設置されている「ゾウのトンネル」を訪問し、ゾウが生活する様子を観察した。その際、インドネシアのインフラ開発は環境の持続可能性に注意を払い、野生生物の保護を行う必要があると述べた。

この有料道路はスマトラ島縦断道路(トランス・スマトラ)の一部区間で、2017年7月に建設が始まり、2020年9月に開通した。全長は131キロあり、スマトラゾウ76頭が生息する地域を横断しているため、生息地が分断されないようゾウが通るためのトンネルが6カ所設置されている。スマトラゾウは国連自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおいて「絶滅危惧種」に分類されている。

スマトラ島には他に、シグリーバンダ・アチェ有料道路において爬虫類用のプレキャストコンクリート製の横断歩道、霊長類用のケーブルの橋などが野生生物の保護を目的に設置されている。