株式会社大林組とJFEエンジニアリング株式会社は10日、インドネシア国営企業ウィジャヤ・カルヤおよびジャヤ・コンストラクシ・マンガラ・プラタマと共同企業体を組成し、公共事業・国民住宅省居住総局から日本国政府の円借款事業によるジャカルタ下水整備計画(第1工区)下水処理場建設工事を受注したと発表した。この工事は、ジャカルタ特別州において初となる大規模下水処理場を建設するプロジェクトとなる。
ジャカルタ特別州は「ジャカルタ汚水管理マスタープラン」で、ジャカルタ全域を15の処理区に分割し、段階的に下水道を整備することで生活環境を改善する計画を策定している。受注した工事は、15の処理区のうち、人口密度が高くショッピングモールなどの商業施設が多い第1工区を対象とした下水処理場の建設工事。施行場所は北ジャカルタのプルイット。
受注金額は約307億円。工期は2023年1月から2027年6月を予定している。