南スラウェシ州マカッサルのパナクカン郡警察は10日、臓器売買目的で男児(11)を誘拐、殺害した疑いで17歳と14歳の少年2人を逮捕した。
8日にビニール袋に入れられた男児の遺体が橋の下で発見され、警察は殺人事件として捜査を開始。路上の監視カメラから、近くに住む少年2人が事件に関わっているとみて、その行方を追っていた。少年らは容疑を認めており「ウェブサイトで人間の臓器が高く売れると知った。金がほしかった」と供述している。少年らは、男児と以前からの知り合いで、17歳の少年の家の掃除を手伝えば5万ルピア支払うと男児を誘い出し、14歳の少年と共謀して殺害。その後、自宅近くの橋の下に遺体を遺棄した。殺害した後、臓器を販売するためにどうして良いか分からず、遺棄したという。
警察は、少年らの精神鑑定を進めると共に、引き続き詳しい捜査を行っている。