シャリア・インドネシア銀行(BSI)がペットボトル自動回収機(RVM)の設置を開始した。人、地球、利益の3つの観点で持続可能な経済の実現を目指す「BSI-Plasticpayグリーンエコノミープログラム」を実施する同行は、その取り組みのひとつとして、自動回収機の導入によるインドネシアの中小零細企業の活性化と一般市民の自然保護に対する意識向上を目指す。
この自動回収機ではペットボトル1本に対し56ポイント(56Rp相当)をもらうことができ、受け取った額は電子マネーとしてBSI口座の残高に加算される。換金には専用アプリ「Plasticpay」が必要となる。回収可能なペットボトルは200ml~1.5Lサイズのみ。内容物が残っていないこと、ボトルがつぶれていないことを確認し、所定の箇所にボトルを挿入。ボトル数が自動計算されるのを待ち、アプリ上で「ポイントを貯める」を選択する。
自動回収機は現段階ではジャカルタ周辺の都市圏とバリ島に25台程設置されており、近日中に計50台設置される予定だ。回収されたペットボトルは 関連の中小零細企業に提供され、パソコンケース、ポーチ、礼拝用マット、帽子、靴、鞄などの商品に加工されている。SNS上では自動回収機を紹介する投稿や設置箇所の増加を望む声が目立つ。