米国の独立調査機関「ワールドポピュレーションレビュー」が発表した調査データによると、世界で最もTikTokアクティブユーザーが多い国は米国。2位はインドネシアで国内ユーザー数は9,900 万人に上る。なぜインドネシア人はTikTokを好んで使うのだろうか?
ジョグジャカルタ州立大学コミュニケーション研究科のSetiawan講師は、その理由を次のように説明する。「まずインドネシアの人口とスマホユーザー数の多さが挙げられる。2つ目の理由は、情報を迅速、簡潔に伝えることができる利便性。TikTokライブを介して数千単位の商品を販売することも可能であり、一般ユーザーだけでなく、アプリ経由で商品を販売するトレーダーの高い支持を得ている。またメディア浸透力もTikTokの強みの一つ。ビジュアルの良さと洗練された機能を兼ね備えたTikTokは情報源、ニュースソースとしても活用されるようになった」
調査機関「data.ai」が発表した「2023年版モバイル統計」によると、昨年インドネシアでiOSとAndroidの両デバイスで最も多くダウンロードされたソーシャルメディアアプリはTikTokであった。2位以降はFacebook、Instagram、WhatsApp、Snack Videoと続いた。