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多様化は進むも販売数は伸び悩む電動バイク 普及が進まない要因は?

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インドネシア国内の電動バイク(EV)の利用者人口は、緩やかに増加しているといえる。インドネシア二輪車製造業者協会(AISI)のBudianto氏は「運輸省のデータによると2022年7月までに登録された電動バイクの台数は1万9024台。2021年末時点での累積台数は1万2000台であったので、7か月で7000台増加したことがわかる」と過去に述べている。

しかし二輪車の年間販売台数が30万台前後であることをみれば、電動バイクの割合は格段に低いことがわかる。バンドン工科大学(ITB)のオートモービル・オブザーバーPurwadi氏は、価格帯もスタイルも多様化したにも関わらず電動バイクの普及が進まない要因を次のように指摘する。「要因は電動バイクに関する知識の不足、信頼性や耐久性への不信にある。現在市場に出回っている電動バイクの多くは、デザイン性を重視したものでブランド力、信頼性、耐久性には疑問が残る。またインドネシア人は物を購入する際、不要になった場合いくらで販売できるかを気にする傾向にあるので、中古車として販売しやすいかも重要な点である。」

普及促進を狙い、自社製品のレンタルサービスを展開している電動バイクメーカーもある。電動バイクに興味はあるが買うのは心配という方は是非利用してみては。