東ジャワ州ルマジャン県のスメル山(標高3676メートル)が5日、噴火した。
高さ1500メートルの噴煙が確認され、地震計で記録された最大振幅は22ミリ、継続時間は900秒だった。スメル山の観測所は、火砕流や噴石などの危険性があるため、山頂から半径5キロ付近に近づかないよう住民に注意を促した。
スメル山はジャワ島で最も標高が高い山で、2021年12月4日に噴火し、54人が死亡、6人が行方不明、家屋1027棟が倒壊した。また翌年の2022年の同日12月4日に噴火し、2500人が避難を余儀なくされた。麓の村では先の地震で断絶し、修理されたばかりの橋が灰で覆われ崩落する被害もあった。