外務省は7日、トルコを襲った強い地震によって、少なくとも10人のインドネシア人が負傷したことを発表した。ラル・ムハマド・イクバル駐トルコ大使は、そのうち6人をアンカラに避難させる予定だと述べた。また、地震の震源地に近いガジアンテップなどからインドネシア人を避難させるため、104人のスタッフを派遣する予定であることも明らかにした。
政府はガジアンテプの人道支援組織トルコ赤新月社に、カップ麺2000個、携帯ストーブ、ガスボンベの入ったコンテナを援助として発送した。また、アンカラの領事館は避難しているインドネシア人に毛布300枚を配布する予定だという。
現地ではマイナス7度という気温と吹雪などの気候が食糧援助と避難活動の妨げになっている。
トルコには約6500人のインドネシア人が住み、その多くは学生である。このうち少なくとも500人が地震の被害を受けた地域に居住している。