北スマトラ州のトバ湖で2月24日~26日の3日間にわたり、F1パワーボート世界選手権(F1H2O)が開催される。
今月2日にジャカルタで開催されたF1H2Oパートナーシップ協定調印イベントにおいて、ルフット・ビンサル・パンジャイタン海洋・投資担当調整大臣は「このイベントには2万5000人規模の観光客が参加すると見込んでおり、世界各国からレーサーならびに観光客を迎えるために、あらゆる準備を進めている。インドネシアの観光産業の促進材となることを期待している」と述べた。
インドネシア政府は、総額15兆ルピアのインフラプロジェクトを掲げており、優先観光地とする国内5カ所(北スマトラ州のトバ湖、中部ジャワ州のボロブドゥール、東ヌサトゥンガラ州のラブアンバジョ、西ヌサトゥンガラ州のマンダリカ、北スラウェシ州のリクパン)のインフラ改善を、2024年に完成させることを目標としている。昨年のG20に続き、トバ湖でF1パワーボート世界選手権を成功させることで、インドネシアが国際的なイベントを開催できる力を有することを世界に向けて発信していく方針だ。
ザイヌディン・アマリ青年・スポーツ大臣も、前大会が開催されたUAEの湖と比較して、トバ湖は気候も涼しく非常に美しい、と大会の成功に向けた自信を見せた。