インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

閉店が続いたトランスマート アフターコロナの市場でどう巻き返すか

(c) economy.okezone.com

インドネシアのコングロマリット(複合企業)チャイルル・タンジュンが全国に展開するスーパー「トランスマート(Transmart)」の閉店が続いた。昨年末までにジャカルタとバタムを中心に12店舗が閉店。インドネシア全土にある残りの83の店舗は引き続き営業している。

トランスマート・カルフールのコーポレート・コミュニケーション部サトリア・ハミド副部長は、「新型コロナウイルスの感染拡大は、小売業に大きな混乱を引き起こしました。オンラインで買い物をし、実店舗での買い物を避ける消費者が増加。この変化による深刻な影響に私たちは直面しています。各店舗において、閉店は最終オプションであることをご理解いただきたい」と複数の店舗の閉店理由としてパンデミックの影響を挙げた。

このニュースに対しネット上では「販売価格が高く、一部店舗は閉店前から消費者に見限られていた」「自宅近くの店舗は閉鎖しないで欲しい」などの声が聞かれた。

サトリア副部長は「去年はジャカルタやバタムで12店舗閉店したが、今年はまだ閉店の予定はない。店舗の閉店は、弊社にとって大きな教訓となった。経営陣は、対策が遅れた要因を解明し、今後より速く適切な対応策を取ること、またこの経験を会社の成長につなげていくことを約束している」と付け加えた。