インドネシア最大規模のコワーキングスペース「CoHive」を運営するEvi Asia Tenggaraが倒産した。コワーキングスペース業界は新型コロナウイルスの流行以来、事業低迷に陥っており、同社の破産は業界に衝撃を与えている。
中央ジャカルタ地方裁判所はこのほど、Evi Asia Tenggaraの破産申請を認めた。同社はホームページで、新型コロナウイルスの流行が長期化する中でオフィス供給の不調や資金調達の困難度が増したことが破産申請につながったと説明した。
CoHiveは2019年時点でジャカルタの中央ビジネス街にあるオフィスの29%を保有しており、コワーキングスペースとしてはインドネシアで最大規模だった。
インドネシア・コワーキングスペース協会によると、コワーキングスペース市場は新型コロナウイルスの流行以前の水準に回復している。一方、新型コロナウイルスの流行下、多数の事業者が大きな打撃を受けたため、多数の企業が撤退するなどしている。