インドネシアの環境保護団体Waste4Changeは3月1日、ジャカルタ首都圏における野外でのごみ焼却の影響は、2021年にカリマンタン島で発生した森林火災と同等の影響があると明らかにした。
調査は、大気汚染防止を呼びかけるこども財団Bicara Udaraと共同で行われた。その結果、許可なく焼却されるごみの量は年間240.25ギガグラムで、それによって発生する二酸化炭素排出量は年間1万2627ギガグラムを超え、カリマンタン島の森林火災で発生した二酸化炭素の排出量1万4280ギガグラムと同等の規模であることが判明した。また、国全体が廃棄物分野で排出する温室効果ガスの9.42%、10万8825ヘクタール相当の森林火災に相当する。
大気汚染や気候変動といった環境への影響のほか、呼吸器系や皮膚、目の症状等の健康被害も報告されている。