リアウ諸島州のナトゥナ諸島で3月6日、大規模な地滑りが発生し、12人が死亡、3人が重体、43人が行方不明となっている。また、住民1200以上が非難している。
国家災害対策庁(BNPB)によると、被害に遭った村はそれほど傾斜のある土地ではなく、森林伐採や土地利用転換の動向はない。また現場周辺では2月下旬から豪雨が続き、地滑り発生までの約1週間の総降雨量は、通常時の約4ヵ月分に達した可能性があるという。BNPBのデータでは、2月27日から3月5日に洪水30回、異常気象22回、地滑り8回と計60回の自然災害が発生しており、雨季を迎え、災害の発生率が上がることから周辺地域にも警戒を呼び掛けている。
当局は行方不明者の捜索を急いでいるが、悪天候と停電で、捜索が難航している。