ウクライナ侵攻を巡るロシアへの欧米主導の制裁により世界的に肥料不足が問題となる中で、政府はこのほど西パプア州ファクファク県に肥料生産工場を建設すると明らかにした。
ロシアは肥料の原料の大輸出国であるが、対ロシア制裁により世界市場への供給が妨げられている。
国内生産を増加させ肥料不足に対応するため、政府は最近、アチェに国有肥料会社を通じて工場を開設した。この工場は年間160万トンの肥料生産能力があるものの、国内全体の需要を満たすことはできないため、さらに西パプアへの新工場建設が決定した。
ジョコ・ウィドド大統領によると、新工場の商業運転開始は2027年後半になる見通しだという。