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ムラピ火山が噴火 当局が警戒を呼び掛け

(c) TheJakartaPost

ジャワ島中央部にある活火山、ムラピ山(標高2963メートル)が3月11日正午頃に再噴火し、同山の観測所では噴煙が山頂からおよそ3000メートル上空にまで立ち上ったのが観測された。

国家災害対策庁によると、死傷者の報告はこれまでのところない。当局は火口から半径7キロメートルの区域への立ち入りを制限すると発表したが、制限区域外の周辺住民および観光客は特に制限を受けず普段通りの活動を行っているという。周辺の8つの村が火山灰に覆われる被害に遭い、当局が公共施設、公園、大通りなどで優先的に火山灰の除去作業に当たっている。

ムラピ山の噴火警戒レベルは2020年11月以来、4段階中上から2番目の「警戒(Siaga)」に据え置かれている。2010年に起きた大噴火では、300人以上が死亡し、約28万人の住民が避難を余儀なくされた。