国立のインドネシア大学(UI)の22歳の生徒が南ジャカルタ市にあるアパートの18階から飛び降り、死亡した状態で発見された。現場検証および聞き込み捜査の結果、3月13日に警察は本件に事件性はないと結論付け、自殺と断定した。学生は亡くなった日の3日後に卒業式を控えていた。
学生の身体に外傷はなく、友人らによると、学生の身辺でこれまでトラブルらしきこともなかった。しかし、学生の両親が離婚したことについて胸の内を告白するようなことはあったという。また、同大学の心理カウンセラーにも相談していたことが分かった。
警察は、自殺と断定した背景として、マンションのバルコニーにベンチが置かれていたことや家族と親しい友人たちにソーシャルメディアを通して別れの挨拶を送っていたことを挙げた。亡くなった学生の両親は監察医による検死を求めなかった。