国営プランテーション企業Perkebunan Nusantara III(PTPN III)はこのほど、パーム油事業を手掛ける子会社のPalm Coが、2023年第4四半期(10~12月)に、新規株式公開(IPO)により6兆ルピア(約3億8990万米ドル)から8兆ルピアを調達する計画だと明らかにした。
PTPN IIIは「IPOで調達した資金はPalm Coの生産能力の増強などに振り向けることになる」と説明した。
PTPN IIIは現在、約56万8000ヘクタールに上るアブラヤシのプランテーションを保有する。また2023年はパーム原油(CPO)を308万トン生産する目標を打ち出しているという。2022年のCPO生産量は272万トンだった。