バリ島が静寂に包まれる「ニュピ」の日に、ポーランド人観光客2人がニュピのルールを破ったとして国外追放された。
39歳と24歳のポーランド人夫婦は3月22日の午前9時半頃、スカワティのプルナマビーチの木製小屋付近で小さいテントを張り食事をしていたところ、バリ地域の伝統警備隊(プチャラン)に発見された。夫婦は警備隊と口論になった末、警察に通報されそのまま連行された。
ポーランド人夫婦はニュピについて知っていたものの、泊まるところがなく住宅地から離れたビーチであれば違反するものではないはずだと主張している。また、ニュピの日は公共の場にいるのは許されないと言う警備隊に対しては、誰も公共の場にいることが許されないのであれば警備隊も外にいてはいけないのではと反論していたという。
デンパサール入管管理局は、2人の強制送還についてポーランド領事館と調整をしている。