国家警察犯罪捜査局麻薬犯罪部および入国管理局は、3月18日にスカルノハッタ国際空港の税関で、約3キログラムの覚せい剤を改造スーツケースに隠し持ち込んだとしてエチオピア人の女性を現行犯で逮捕したと明らかにした。
この女性は南アフリカのヨハネスブルグを出発した後マダガスカルを経由し、エチオピアとバンコクで乗り継ぎをしてジャカルタに到着した。麻薬犯罪部長代行は、今回の逮捕はアフリカから覚せい剤を密輸する犯罪組織のネットワークをあぶり出す手掛かりになるとの見解を示し、引き続き捜査を行うと述べた。エチオピア人の女性は逮捕前にスーツケースを回収せずに逃げようと試みた上、取り調べでは何者かに命令されてスーツケースを運んだだけで何も知らないと供述しているという。
国家警察犯罪捜査局麻薬犯罪部は2023年の2月から3月の間に14キログラム以上の覚せい剤を押収している。