インドネシア国軍は4月16日、パプアでのニュージーランド人パイロット人質事件を発端とする軍とパプア分離独立派との対立において、15日の衝突により兵士1人が死亡したと発表した。
一方、パプア分離独立派は同じ衝突で兵士9人を殺害したと主張している。パプア分離独立派は、15日の攻撃は該当地域におけるインドネシア軍の軍事活動に対する防衛行為であるとしている。
国軍報道官のジュリアス少将は、ニュージーランド人パイロットの捜索のためにいくつかの現場に兵士が分散配置しているが、悪天候による通信障害が発生しており、現時点で軍が把握できているのは1人が死亡したという情報であると説明した。また、パイロットの居場所が特定できたとして、今後パイロットを救出するための作戦を強化する予定だという。