北スマトラ州南タパヌリ県で4月19日、川を横断中のミニバスが鉄砲水に流され、幼児3人を含む8人が死亡する事故が発生した。
ミニバスにはリアウ州の同地域出身者14人が乗っていて、レバラン(断食明け大祭、イドゥル・フィトリ)を祝うために帰省中だった。警察によると、午後7時頃にミニバスが小さい川を横断していたところ、鉄砲水に襲われバスのエンジンが故障した。大人6人が車から降りてバスが流されるのを阻止しようとしたものの、自然の力で押し流されてしまったという。鉄砲水は山間部や小川地域などで起こる急激な増水で、上流での短時間の豪雨や谷川の水位の急上昇などが要因となって突然発生する。
今年、インドネシアではレバラン休暇期間中に約1億2300万人が帰省し、移動手段として最も選択されたのは車であった。