リアウ諸島州バタム島の南西2.5キロ地点に位置するブラン島で、一部の豚の死骸からアメリカ豚熱ウイルスが検出されたことが明らかになった。
一方、シンガポール食品庁(SFA)は4月23日、同島からの生きた豚の輸入を停止した。SFAによると、ブラン島の生きた豚は、シンガポールの豚肉供給量の約15%を占めている。SFAは、豚熱は豚がかかると非常に強い毒性と感染性をもつものの、人間には感染しないと述べている。
また、隣接するバタム島には合計1500ヘクタールの養豚場を経営する大規模ファームがあり、農業省はここに職員を派遣し、豚の検査を行っている。バタム島の豚は主にシンガポールに輸出されており、地元で消費される量は少ないという。