国軍と準軍事組織の戦闘が続き情勢が悪化しているスーダンで、現地に住むインドネシア人の退避が始まった。
外務省は4月23日に退避計画の第一弾を行い、1200人いると言われているインドネシア人のうち538人の退避を開始した。退避者の多くは武力紛争の震源地である首都ハルツームに住んでいた人々で、ハルツームから安全とされるポートスーダンまではバス8台とミニバス1台で移動した。24日朝頃に空軍の飛行機に乗り、一度サウジアラビアのジェッダに立ち寄ってからインドネシアへ帰国する。
現地ではまだ289人が待機しており、その多くは大学生だという。外務省は状況が整い次第、退避計画の第二弾を実行するとしている。